|
●特別転載 公園で中国語サークルを毎週開く段躍中さん 日本人と中国人が中国語で会話を楽しむ交流サークル「漢語角(コーナー)」を、東京・池袋の自宅近くの公園で2年前に始めた。毎週日曜日に欠かさず開き、8月に100回を迎える。 ぎくしゃくすることが多い日中関係の「原因の7割は相手への誤解。顔を合わせて話をすれば、分かり合える」。そんな思いが活動の支えだ。 湖南省出身。中国の有力紙「中国青年報」の記者になり、エリートコースを歩んでいた。だが、1989年の天安門事件では民主化を求める学生の思いを記事にできず、限界を感じていた。 妻の留学に伴い91年に来日したのが転機に。政治家を批判する新聞の風刺漫画に衝撃を受けた。「中国ではありえない」。日本でジャーナリズムを追究したいと思った。 中国人絡みの犯罪など、日本ではマイナス面が報じられることが多い。「まじめな中国人も多いのに」。在日同胞の活躍を伝えるミニコミ紙「日本僑報」を96年に創刊した。小さな出版社も設立し、日中関係についての本を180冊出した。 中国には「英語角」や「日語(日本語)角」があるのに、日本にはない。知り合いを集めて23人で始めた。互いに自己紹介をし、さまざまなテーマで語る。今では学生からお年寄りまで、多いときは100人以上が参加。交流の広がりに手応えを感じる。 今後は京都や静岡、福岡などでも開こうと準備中だ。「日中が真に信頼し合える日は必ず来る」。「角」がその一歩になると信じている。51歳。 (共同社2009.7.22配信) |